
新カリキュラム
基礎2:生理的分娩のための分娩体位と産褥期早期ケア(M121)
DR/ 2023.01
分娩はどのような機序で進むのか?産科学の教科書にさえ知りたいことが書かれておらず、20年間ずっと疑問でした。ガスケ先生のレクチャーは見事にその分娩機序を理論的に解明してくださった内容で、驚きと感動の連続でした。真の生理的分娩では児頭の第2~4回旋が存在しないという、産科学の教科書が完全否定される内容であり、天地がひっくり返る衝撃でした。しかし実際に回旋しないで見事に産まれてくる動画シーンがなによりの証拠だと思いました。これまでいかに我々医師が真の分娩を知らず、あえて難しいことをして医原的な難産を作っていたのか、無知による罪ではないかと思いました。この研修会は勉強熱心な助産師たちが多く参加されていますが、産婦人科医こそ受けるべき研修内容だと思います。もっと多くの医師がこの事実を知り、世界中に普及すべき価値ある分娩理論だと思います。将来、産科学の教科書から骨盤誘導線や児頭の回旋の記載が消える日を願ってやみません。研修会参加費用の10倍価値ある内容でした。受ける前は高いと思いましたが、受けた後はぜんぜん安いと思うくらいの素晴らしい内容でした。参加費用でためらっている人にアドバイス。このまま本当の分娩をしらないで産婦人科医としての人生を終えるのか?絶対に後悔するでしょう。私は知ってよかった、産婦人科医になってよかったと思いました。
MW/ 2023-01
基礎概念、ペリネeラーニングを受講し、今回の研修に参加しました。 研修初日に、ガスケ先生より〝産婦が望む姿勢をサポートしたら胎児は回旋せずに生まれる〟という言葉を聞き、胎児は回旋しながら生まれてくることが前提の分娩介助の考えが覆され、その後は目から鱗の出来事の連続でした。というのも、これまでの経験から、教科書上の胎位胎向の経過を辿ること難しさを感じていました。胎児はいつもどこか首を傾げているような教科書上の回旋の途中のまま生まれてくるという感覚がありましたが、本来、生理的な分娩では胎児は屈位で嵌入しそのまま回旋せずに生まれてくるということを知り、これまでの経験と知識が体系的に結びついて智慧となり、自分の中で点が線となっていくという感覚を得ました。そして、これまでにも産婦の好きな姿勢をサポートすることの意義は感じていましたが、それが胎児の下降やペリネにまつわる筋肉組織と骨盤の動きを意味していることと分かり、あるがままの産婦の動きには無駄がないということが理解できました。同時に、自分が良かれと思っていたサポートが分娩進行の妨げとなっていたことを反省しました。 医療者に〝産まされるお産〟ではなく、産婦の感じるままに〝産むお産〟に寄り添うために、ガスケアプローチを取り入れたケアができるように努めていきたいと思います。 このような貴重な機会を与えて下さったガスケ先生とシャラン山内助産師に感謝致します。 研修の受講手順についてですが、私自身、解剖学的な知識に自信がなく、基礎概念だけでは筋肉や骨盤の細かな部分の知識が十分に理解できなかったのですが、eラーニングを受講したことでペリネにまつわる解剖学的知識を十分に補うことができて今回の研修にとても役立ちました。ガスケ先生のお話はご自身の実体験に基づく興味深い内容が多く、解剖学的な知識があると理解が深まる点が多かったなと振り返ってみて感じます。 今後、研修を検討されている方の参考になれば幸いです。
MW/ 2023-01
初めてガスケ先生にお会いして、色々な経験談や講義がとても楽しく、時間がもう少しあればと思いました。時間が足りなかったです。 自分自身が分娩体位をとり、仙骨の動きなどを実際知ることができました。経験だけでしてきたことが、なぜ進行しなかったのか、また進行したことの意味を知るかとができました。一字一句聴き漏らすことがないようにと、必死でした。 また、骨盤ベルトの位置の話なんですが、産褥の方には腰痛が楽になって姿勢もよくなり喜ばれていたのですが、他の助産師から位置が低いと言われ続けていました。日本はトコちゃんベルト派が大多数を占めていて、位置が全然違います。 患者さんの楽になったと言う言葉で続けてきました。今回ガスケ先生の位置と説明されていることに、感動しました。初めて自分がしてきたことが間違いではなかったんだと思えて嬉しくなりました。また、分娩のとき回旋も気にしたことがありません。ほとんどと言っていいほど、回旋異常にもあたりません。その意味も知り本では得られないことばかりで感動の嵐です。まだまだ、色々あって書ききれません。