今年の春先から準備を進めてきた4年ぶりのド・ガスケ医師の来日がついに実現しました！
6月30日早朝、ガスケ先生は元気に羽田空港に降り立ち、そのまま国内線に乗り継いでお昼前に広島入りされました。車で市内に移動し、途中、広島県助産師会が運営する「たから助産院」を見学したあと、「ほの湯」に直行して長旅の疲れを癒して頂きました。ホテルにチェックインして身体を少し休めてから、時差ボケ対策を名目に、夕食がてらアーケード街を散歩して帰り着いたのは9時近く。睡魔に襲われながらも寝ないで頑張られたガスケ先生。「お陰で2回の（大雨警報の）アラームで目を覚ました以外は、とてもよく眠ることができました」と、元気に講演の日を迎えられました。
7月1日。前夜の大雨で電車の運行が見合わせとなっている地域もありましたが、幸い天候も回復し、遠い所では北海道や首都圏からも講演会に足を運んでくださるという盛況ぶりでした。会場にこられた方々は、臓器脱予防のための分娩体位や努責法、母児間バイオメカニクスや仙骨の前屈、後屈といったことに裏付けされたガスケ先生の理論に、大きくうなづきながら講義に耳を傾けておられました。40年間、ガスケ先生が続けてこられたこと。それは、講演会や研修会を通して受講者の心に種を蒔き、それが芽吹いて成長していけるよう寄り添い、励まし、進むべき方向を示し続ける活動なのではないでしょうか。明日からの研修会でも、一期一会を大切に、皆さんの学びの場となるよう気を引き締めて通訳に努めたいと思います。最後になりましたが、今回のガスケ先生の来日、講演会、そして、研修会を陰で支えてくださっている皆様に、この場をお借りして心よりお礼申し上げます。
