【連載 Final Episode】 高橋知子先生と多くの出会い
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【連載 Final Episode】 高橋知子先生と多くの出会い
ガスケ・アプローチを通して数多くの出会いをもらいました。
ガスケ・ジャパンのお二人との出会いもありました。シャランさんとは家族ぐるみのお付き合いをさせて頂いています。タイトルに書いた高橋知子先生もそうした出会いをいただいたお一人です。
高橋先生は直腸肛門外科医で、分娩時肛門外傷の大家です。その高橋先生が、2015年頃でしょうか、日本女性骨盤底医学会で直腸脱とガスケ・アプローチについて発表をされているのを拝聴しました。わたし自身、外科医を10年程やった後産婦人科医に転向した事もあり、どんな患者さんがおみえになり、どんな治療が行われているか大きな興味を持ちました。そしてお勤めのクリニックまで押しかけ、外来見学をさせて頂きました。
産科医としては先生のお世話になるような事は極力避けねばならないのですが、不幸にも手術適応となってしまった患者さんには最後の砦のような先生です。術後の方の診察も拝見出来ましたが、大変理にかなった素晴らしい手術でした。
そんなご縁もあり、もちろん分娩について大変造詣の深い高橋先生が「ガスケのお産が見てみたい」と2泊3日の泊まり込みでウチのクリニックへ見学にも来られました。早めに会陰切開を入れた方が良いとする一般的な考え方も理解は出来ますが、個人的には大きくは切れにくいお産をさせてあげたいと考えていました。ガスケやフリースタイルはそうしたお産を可能にすると思っていましたが、その辺の感想については、高橋先生にお聞きする事は怖くて(自信も無くて)出来ませんでした。高橋先生がこのブログを読まれていたら、あの時の率直な感想を改めてお聞きしたいものです。
また、わたし自身は現在は、スポーツとガスケの理論がどう繋がっているのかを学びたいと思っています。
その他にも介護や在宅医療の領域でのガスケを応用した運動療法や生活習慣指導は、尿もれや骨盤トラブルに留まらない、生活全般のクオリティを上げるだろうなと想像もしています。これらの領域においても新たな出会いがあるといいなと思っています。
國本文平代表理事が書いていますが、「ガスケは多職種を繋いで協働する事を可能にする理論」という言葉に、私も心から共感します。お釈迦さまのようなガスケ先生をはじめ、直腸肛門外科のスペシャリストや経験豊富な理学療法士との出会いなどなど。それぞれの専門職が同じ身体の原理を共有し、互いを理解しながら女性や患者さんを支えていく。その輪がどんどん広がることで、より質の高い周産期ケアや医療へとつながっていく可能性を感じます。ガスケ・ジャパンのアクティブな理事2人の行動力と、その先に広がる未来に期待を寄せながら筆を置きます。
10ヶ月にわたって拙文にお付き合い頂き、ありがとうございました。

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