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生理的分娩のための分娩体位(広島)

7月2日、3日両日、「生理的分娩のための分娩体位および分娩直後のケア」の対面式研修会が広島で開催されました。渡航して3日目からの講義でしたが、ガスケ先生はとてもお元気で、エネルギッシュに研修会を指導されました。


2021年まで、周産期コースの「分娩体位および妊娠・分娩・産褥各期のペリネの保護について(1-1-A)」として、ガスケアプローチの基礎概念と分娩体位を3日間で習得して頂いてきました。ただ、3日間で習得するには膨大すぎる情報量だということで、受講者の方には、まず「基礎概念(B110)」を習得していただき、それを土台に、ガスケアプローチの基本原則を分娩にどう適用するのかということに焦点を当てて講義をしたのが、今回の「生理的分娩のための分娩体位」の研修です。


分娩時の産婦の行動を観察し、身体を通して表現されるサインが何を意味するのか?母子間のバイオメカニクス、仙骨の前骨・後屈、臍尾骨軸、真のマックロバーツとは?産科の教科書にのっていない言葉の連続で、その意味を理解しようと目を白黒させながら必死でメモを取る受講生。手を添えて受講生の姿勢をなおしたり、丁寧に説明しながら指導するガスケ先生と、身体の内面で起こる事象に集中し感じ取ろうとする受講生のダイナミックなやり取りがとても印象的でした。

写真:母子間のバイオメカニクスを説明するガスケ医師


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