top of page

【連載 Episode4】お産の体位あれこれ


【連載 Episode4】お産の体位あれこれ


従来、仰臥位では「おへそを見るように背中を丸めて」と、言われてきました。これについては、Episode 3でも少しふれましたが、そもそも仰臥位以外の体位を教わったことはありませんでした。それに対して、ガスケで推奨する分娩体位の基本は「背中を伸ばすこと」。これが、生理的でからだへの負担の少ない体位です。背中以外にも大切なポイントが色々あるので、詳しくはぜひ研修会で体感してみることをオススメします。

 

ガスケを学ぶきっかけは、「フリースタイルの理論的な裏付けを学びたい」と思ったからです。ガスケを学ぶまでは、仰臥位ではなく側臥位や四つん這い、なんなら強い娩出力の得られる座位や立位がより望ましいと考えていました。しかしこれは不十分な考え方でした。

 

たとえ側臥位や四つん這い、座位や立位でお産をしたとしても、からだへの負担が大きくなるポイントがあることや、逆に仰臥位であっても、産婦さんが自然に取ろうとする体位の「ここ」を整えてあげれば、仰臥位でも構わないというポイントがあることを知りました。


当院では、ガスケを学ぶまでは仰臥位でのお産はあまり多くはありませんでした。しかし、学んでからは、むしろ仰臥位の割合が増えました。産婦さんを見る視点が変わって、分娩体位にこだわらなくなったからだと思います。

 

要は、分娩体位として「良い仰臥位」もあれば、「良くない側臥位や四つん這い」があるということです。産婦さんが『四つん這いが楽』、『いきみやすい』と言った場合に、その姿勢をとらせてあげる自由度と、それを適切に整えることのできる知識、技術が産科スタッフには求められるということです。


(続く)

コメント


この投稿へのコメントは利用できなくなりました。詳細はサイト所有者にお問い合わせください。
bottom of page